先日の3連休初日は出勤だった、松戸のデザイン会社「小さな会社やお店の広告の作り方相談所」の前田でございます。
土日月の3連休が多いですね。だんだん月曜日の意味というか存在感が変わってきたようなこないような……。
さて今日は休日にに仕事をしてふいと思ったこと、うちのお仕事「デザイン業」について書いてみようと思います。
おたく、何屋さん?
みなさんは「おたく、何屋さん?」と聞かれたらパッとひと言で簡潔明瞭に答えることができますか?
パン屋さん、ラーメン屋さん、歯医者さん、美容師さん、運転手さん、大工さん、不動産屋さん、パソコン屋さん、旅行屋さん、弁護士さん、まあ挙げていけばキリがないんですけど、こういう風に簡潔に答えれば大抵の人に通じる業種の方は強いですよね。
ぱっと聞いただけでは分からない仕事
ところがもうちょっと専門性が上がるというかあまり一般の人の暮らしと接点がない業種になると、説明のハードルが上がるわけです。IT関係とかコンサルタントとか機械技師とか設計士とか行政書士とか。まあ、ちょっと考えれば分かるんだけど、ぱっと聞いただけではふだんどんな仕事をしているか想像できない、という感じ。
デザイン屋の存在を知らない人たち
うちの会社はそのまんま「デザイン屋です」と言ってるんですが、やっぱりなかなか一発で分かってもらえることは稀ですね。
チラシとか名刺とか、皆さんの身近なものを例に出して、やっと「こういうのデザインする(作る)人ね」と通じるという感じ。
それどころか、そういうのは印刷屋さんのやることだと思っていて、デザイン屋なる商売が存在することも知らなかったという方にも過去何人も出会いました(内緒ですがよほど規模の大きな印刷会社でなければデザイン業務はほとんどデザイン屋へ外注、というのが現状でっせ。私も昔は印刷屋から下請け仕事、それなりにやりましたもの。まあこの辺りにはいろいろ業界の歪んだ構造もあって思うこともあるんですがそれは別の機会に)。
デザイン屋さんという存在をもっと知ってね
何でこんなことを書いたかというと、デザイン屋といのは多くの人たちにとってあんまり身近な存在じゃないということ。身近じゃないし知られていないことが、新しいお客様との出会いのハードルになってるのが残念に感じます。
こういうハードルを低くしていくために自分に何ができるのか、ということもしっかり考えながらやっていかなきゃとも思うわけですよ。
デザイン業は立派に社会のお役に立てる仕事だよ
デザインというのは、情報を整理して分かりやすく発信する。その結果として、企業やお店や団体などの発信者と受け手が新たにつながることができる。有益な情報を世にきちんと整理して発信することで、その恩恵を受けたり、新たな気づきがあったり、幸せを享受できる人々がいる。うちみたいな小さな会社でもデザイン業という仕事を通じてけっこう世の中のお役に立つことができているのではないかと思うわけです(偉そうに言い切ってしまいましたが、衣食住や生活インフラに関わる業種とは比較しないでね)。
まあそんなわけで、うちの会社もこれからも頑張っていきますし、これからデザインの仕事をする若い人たちにも自信と誇りを持って働いてもらいたいわけです。
自分たちのまわりから少しずつでいいから、業界イメージを含めて変えられる部分は変えていこうよ、と。いい環境を作っていくためにちょっとだけ頭に汗をかく時間を持つことを惜しまないようにしたいですね。
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