今回は、楽器好きな人、とくにギター好き向けの、ちょっとユニークな本の話。
おバカ系あるいは脱力系?
タイトルが『この店でいちばん高いギターを弾かせろ』。なんだかおバカ系(といったら著者に失礼か!)あるいは脱力系の匂いがプンプンですな(笑)。
著者がアメリカや日本国内の楽器店などを訪ねて、その店々でいちばん高価なギターを弾き歩くという内容。そんでもって実際に弾く曲は「スモーク・オン・ザ・ウォーター」という(爆!)。
タイトルから連想する通り?、たいしたことは書かれてません。スカスカとはいいませんが軽いです。でも素直に面白いです。しょーもない会話とかこだわりとか(笑)。
もっとも、マニアックに読み込んでいくと、けっこうディープなネタも多いのかも。日本で最初にフェンダー製のジャズベースを使ったのは、いかりや長介だった、とか(←そういうことじゃないって!)。
あと、全編通して写真がとってもイイですね。ちょっとマニアックですが楽しめますよ〜。
ミュージアムから地方の肉屋さんまで
楽器店や工房だけでなく、なぜか地方の肉屋さんも登場します(笑)。
もちろん、ファンにはヨダレが出そうな真面目なページも。こちらはミュージアムに展示された真珠貝を使用したゼマティス・ギター(眩しいね!)。
さらには、カリフォルニア州のフェンダー・カスタムショップ訪問記なんかもあって、軽〜いノリのわりにはバランスが取れた構成なのがGOOD。
というわけで今回は、力抜いてパラパラ〜っと楽しめて息抜きにはピッタリ。さらには、お好きな方にはたまらない〜一冊のお話しなのでした。
それでは、また!
*当記事はあくまで個人的な趣味趣向の紹介という前提で書籍の写真を掲載いたしました。